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本日はダブルブレステッドスーツ(以下ダブルスーツ)の起源について
お話していこうと思います
□ダブルスーツの起源
ダブルのスーツの起源は18世紀のヨーロッパと言われており、
当時男性用の上着はシングルブレステッド(前が一列のボタンで留められる)スタイルが主流でしたが、すでにダブルブレステッドの要素を持つ衣装も存在していたそうです。
特に、軍服やフォーマルな場で着用されるジャケットに多かったとのことです。
もともとは軍士官の外套や乗馬時に着用する衣装が起源とされておりそれが男性用の上着として定着したとされています。
19世紀に入るとイギリスではビスポーク(オーダーメイド)テーラリングが発展し、ダブルブレステッドのデザインがより一般的になったと言われております。
この時期、上流階級の男性が社交場やフォーマルなイベントで着用することが多く、ダブルブレステッドのスーツは威厳と洗練さを象徴するものと言う印象になっていったそうです。
それがあって現代でも威厳と洗練さを象徴するものと言う印象になっています。
□ダブルスーツの特徴
フロントボタンが縦に二列並んでおり、前側のボタンをクロスさせて留めるのが特徴のスーツですが
ボタンの数は4つボタン・6つボタンが主流で、カジュアルなものだと2つボタン、個性的なスーツでは8つボタンなど多岐にわたります。
ボタンの留め方はシングル同様「アンボタンマナー」という一番下のボタンは外して着るのが正しく、立っているとき、座っているとき関係なくボタンは留めたままというのが一般的です。
ダブルの場合ラペルの形はピークドラペルが基本で襟幅もシングルより太くなる傾向にあります。そのため重厚感が増し威厳や風格のある印象になり、体型補正として恰幅良く見えるスーツになります。
またフォーマルにおいてはダブルのほうが、「悲しみを包み込む」という意味合いがあることや重厚感がでることで威厳があり格式が高いという認識もありますが、本来的にはシングルとの格式の違いはありません。
□ダブルスーツの着こなし
皆様のイメージの中ではバブル期に流行ったボックスシルエットのダブルスーツというのが印象強いのではないでしょうか?
当時は、肩パッドがしっかり入っていたり、胸の立体感を出すための芯地もフルで入っていたり、ウエストの絞りがない直線的なボックスシルエットで、
生地も地厚で硬めの重たい生地でとにかくがっちりとした重厚感のある仕立てが流行していました。
現代では軽量化やスポーツミックスの流れから
肩パッドは薄く、芯地も半分、生地もなめらかで艶やかな生地で仕立てられることが多いです。
またシルエットに関してもバブル期のシルエットと全く変わっており、、ウエストに絞りの入った曲線的なシルエットで仕立てられています。
そのため着こなしにも違いが出ており、現代では特に6つボタンのダブルスーツはボタンを留めずに着た時でもかっこよくキレイに見えるよう設計されています。
(4つボタンはカジュアルからテーラードまであるため一概には言えませんが仕立てはかなり軽くなっています。)
そのためダブルのスーツであったとしても、タイドアップだけではなくTシャツやニットなどのカットソーで合わせてもかっこよくお召いただけます。
ダブルのスーツをかっこよく着こなしたい方、威厳のある印象を与えたい方、流行に乗っておしゃれなスーツを着たい方、ぜひ一度Drapper Hopeでダブルのスーツを仕立ててみてはいかがでしょうか?
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